おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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こんなときに 

2011.03.16


ブログ存続のために書きます。


こーゆうときにこーゆう場所に文字をしたためるのは、文言を少し間違えれば不謹慎だと言われかねない、とか、こんなブログでも必要あるのか無いのかよく分からない神経を使うけれど、今日も東北の信じられない映像を横目に普通に会社に行って普通に三度のメシを食っているのが現実だし、だったら普通にブログだって書く。

僕の身の回りとテレビの中の状況はあまりにもかけ離れているし、何が正しくて何が間違った情報なのかが全く分からないため、金曜の午後から今日にかけて僕自身が経験し、この目で見たことと、その上でどう思ってるかだけを。


地震のあった金曜の午後は都内の会社から千葉県のとある取引先まで営業に。

提案が終わり、都内の会社まで戻る電車の中で地震が起き、電車は急停車、一時間ほど車内に缶詰状態で揺れを凌いだ。

それから一人一人線路内に降ろされ、帰る手段を探すも、電車は終日運休、バスも都内行きのものはなく、タクシーは信じられないほどの列をなし、というかそもそもタクシーで帰ったら一体いくらかかるのか想像もつかず、途方に暮れてとりあえず駅付近のカフェへ。

家族や会社へ電話をしようとするも携帯はほとんど繋がらず、公衆電話を使おうと思いカフェを出るも、公衆電話にも長蛇の列が。

メールで身近な人の無事は確認できていたので電話は諦め、今日は帰れないと判断してホテルやら漫画喫茶を探して千葉県某所を歩き回った。


が、図ったかのようにどこも満室。


タクシーの列に入ろうかとも思ったけど、あまりの寒さに断念。

こんなときにスーツという防寒機能の低い衣服を身にまとっている自分を滑稽に思う。


外にいる時間が長かったためか、熱っぽくもなってた。


とりあえず焦って充電の無くなりかけていたiPhoneでなるべく営業時間が長いファミレスを検索し、その場凌ぎで深夜2時まで営業していた某イヤルホストへ。

店内には同じような状況だと思われるサラリーマン風の男性がポツポツと。

心なしか皆の顔に「2時になって閉店になったらその後どうしよう」と書いてある。


いつの間にか携帯の充電も切れており、熱のためか寒気もしていたので、とりあえず温かいもんを注文し、一気に食べる。

あれほど「食った気がしない」というのは初めてかも。


周りでは少しづつ迎えが来て、少しづつ店内から人がいなくなっていく。

2時は刻々と迫る。


何となく朝まで居させてくれるんじゃないかという淡い期待も持っていたけど、1時半に普通にラストオーダーを取られる。


残っているのは僕を含めたサラリーマン風の男性が4~5人のみ。

みんな八方ふさがりなのだろう。


結局誰も打開策は見出せず、時刻は深夜2時へ。


会計を済ませ、とぼとぼと外へ出ると、発熱も相まって結構な寒さが全身を襲う。

とにかく連絡が取りたかったので、簡易式充電器を求めてコンビニを回るも、これまたどこも売り切れ。

考えることは皆同じのようで。


ついに一秒後の行動すら決められない状況になった。


駅前には相変わらず全く解消されないタクシー待ちの長蛇の列。

付近の建物の入り口付近には、朝になっても動く保証はない電車を待っているのだろう、人が体を丸めて座っている。

その真似をするしかないかなと思ったけど、体調が思ったより悪化してたので、体感温度はかなり低く、とても屋外で夜を凌げる状態ではない。


とりあえず止まっていると寒いので、駅付近をあてもなく歩き回った。


駅から少し離れた大通りに差し掛かった時、一台のタクシーが僕の前で停まった。


聞くと、「東京方面で良ければ乗せるよ。ちょうど自宅に帰るところで、どちらにしろ駅まで人を拾いには行けなかったから。」とのこと。


駅前の長蛇の列が一瞬頭をよぎったが、悲しいことにそれは本当に一瞬で、迷わず乗り込んだ。


それなりの出費はあったけど、こーして僕は文字通り無事に帰宅することができた。


そーして土日はゴロゴロして過ごし、今日もほぼ問題なく会社に向かったというわけだ。


というわけでここからは今思っていることを。


まず、上記のような状況に陥った場合、人間(少なくとも僕自身)は極端に無力化するってこと。


電車が動かなければ移動することもできず、ホテルが空いていなければ寒さをしのぐこともできない。

携帯の充電がなければロクな情報を得ることもできず、自分だけが孤独になったような馬鹿らしい錯覚に陥る。


あまりにも無力。


そしてもうひとつ、極限状態に陥ると、気づけば自分の身だけを案ずるようになる。

それはもう恐ろしほどに。

どこかで、自分が今一番ツラい状況だ、自分さえ家に帰れればいい、みたいに思ってたりする。


タクシー内でラジオを聴くまでは事態の深刻さを認知していなかったので、恥ずかしながら僕自身もそう思ってたと思う。


別にどのくらい深刻な事態かを比較する必要はないと思うけど、どんな状況に陥ろうともとにかく冷静に周りをよく見て判断したいもの。


自分と周りにとって、何が最善の策か。

自分の行動が周りにどういう影響を与えるか。


上の例なんて大した非常事態ではないのかもしれないけど、次にそーゆう事態に陥ったときは、今回よりも考えられるようにしたいものです。



で最後に、今日も普通に仕事をしてて思ったこと。


こんなときに仕事してる場合じゃない、と言う人も大勢いるし、現に多くの企業が社員に自宅待機を命じている。

実際仕事をしていても、交通機関の混乱でアポイントに時間通りに行けなかったり、そもそも取引先が休業でアポイント自体がなくなったりと、仕事の効率は極めて低い。

いろんな意見があるでしょう。


それでも、出社している取引先も多いし、外部との商談以外でも社内でできることはたくさんある。


要するに言いたいのは、結局誰もが元の生活に戻りたいわけで、そのベクトルは同じなんだから、働ける人からどんどん働いていくしかないってこと。


僕と取引先の両方が「そんなことしてる場合じゃないから」と言って出社しなければ、いつまでも商談は進まない。

どちらかが働きかけない限り、皆が仕事をしていた元の生活はいつまでも戻ってこない。

だから出社できる人間から、少し電車が混んでるかもしれないけど会社に行き、できることを探して仕事をすればいいと僕は思うわけで。

無理をする必要はないけど。


今回は僕がサラリーマンだから仕事のことを挙げたけど、それは生活の全てに当てはまる。

誰かが率先して元の生活をし始めないと、全体が元に戻ることはないはずだから。

国民の全員がいつまでも「非常事態だ」と言っているならば、その国はいつまでも非常事態でしょう。


というわけで僕は明日も頑張ります、仕事。



おわり
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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳


現在は東京にて営業を。

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