おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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秩父奉行 

2011.02.19

タイトルが読みづらい。


遅ればせながら、前の連休に野郎共で秩父を攻めてきたのでその話を書きたい。


もともとは奥秩父にそびえ立つ両神山への登山ということで宿も手配していたんだけど、連休の関東地方はご存知の通りの天候だったため、誠に残念ながら「男三人で温泉旅行」という最も恐れていた結果に終わった。


でも書く。



連休初日の夜のこと。


新宿のレンタカー屋に集合した僕らは、ほぼ無言のままスタッドレスも履いていない車に乗り込んだ。

雪が降りしきる中、ノロノロと北西へ車を走らせる。


この天候ではどう考えても翌日の登山は無理だと分かっていたが、誰もそのことには言及せず、ミスチル談義に花を咲かせた。

名曲「Forever」を知らなかった乗組員が一人いたので、とりあえずもう一人のミスチルオタクと一緒に説明してやった。

思い知れ。



飯能市に入ったあたりから景色の中の白が占める割合が大幅に増え、運転もより慎重になる。


どう考えても登山は厳しい感じだ。

鹿も雪を避けて穴ぐらで寝てる。


そーして何をしに来たのか全く分からないままに宿に到着。


23時という迷惑な時間&雪にも関わらず、駐車場では宿のおばさんがハンテン一枚でお出迎え。


あの健気な姿を僕は忘れない。


第一声は「秩父へは何しに来られたんですか?」だったが。

こっちが聞きたい。


部屋を案内されると、すでにストーブが焚かれ、布団も綺麗に準備されていたことに再び感銘を受けた僕らは、気づけばせっかくだから楽しもうというテンションになっていた。


やはり宿の良し悪しは、宿の人間の心遣いの有り無しにかかっていると僕は思う。

部屋や風呂や食事がどんなに素敵でも、ぞんざいな扱いをされれば男三人で楽しめるはずもない。


失礼ながら平凡な設備の宿にして、せっかくだから楽しもうというテンションにさせてくれた宿のおばさんは、サービス業従事者の鏡だ。


というわけで荷物を置き、早速沸きたての風呂へ。

風呂までの通路で雪を投げ合う僕ら。


なんとでも言ってくれ。



風呂からあがると、誰からともなくウノをしながら飲み始めた。

途中、それぞれ買ってきていたカップラーメンを食うことになり、部屋に常備されているポットでお湯を沸かした。


しかし箸がなかった。

迂闊にも貰い忘れていた。


だから罰ゲームは宿の外で三人分の箸代わりの枝を採ってくるということになった。


最年少の東大生が負けた。


そいつが枝を採る姿を動画で撮りながらケラケラ笑った。


そーしてお湯の投入を早まってすでに伸びきっていたカップラーメンをすすった。


こんなことでも十分に楽しめる僕らにこそ、未来はある。

“くだらない話で安らげる僕らは その愚かさこそが何よりも宝もの”(スピッツ「愛の言葉」より)である。



翌朝。


窓を開け、予想通りの銀世界に絶望を感じつつ、朝飯を食おうと近くにあった「道の駅 両神温泉薬師の湯」へ。

リンク→http://www.road-star.jp/michieki/kanto/saitama/09ryokami/index.htm


パンとコーヒーの簡単な済ませ、車に戻ろうとしたとき、道の駅の向かいにイチゴ狩りのビニールハウスがあるのに気付いた。


嫌な予感はしていたが、仲間の一人がここぞとばかりに言い出した。

「イチゴ狩りやろう」と。


断る理由などどこにもなかった。

もはやどうにでもなってくれ。


IMGP7646_convert_20110219103914.jpg


やたらと歓迎ムードのイチゴ農園の方々。

それがまたキツい。


とりあえずイチゴを狩り、破格の値段で精算し、ビニールハウス内に設置してあった休憩スペースでイチゴを食らった。


あ、あまい…。


食えば食うほど、「サービスだよーん」と次々と追加のイチゴが運ばれてくる。


僕らはイチゴを食うために男三人で秩父に来た。

いや、僕らはイチゴを食うために生まれてきた。

というか僕らがイチゴだ。


最終的に限界が来たので、指スマで負けたヤツが残ったイチゴを食うことに。


もちろん、最年少の東大生が負けた。

リンク→http://www.youtube.com/watch?v=bMvibWJCj6U
(「イチゴを食う東大生」YouTubeに投稿済)



雪が止む気配はこれっぽちもなかったが、せめて両神山の外観くらいは眺めたいということで再度車を走らせる。


しかし、少し近づくと、すぐにこれだ。


IMGP7653_convert_20110219104202.jpg
(両神山麓付近より)


結局、路面の凍結にビビって途中で車を停め、全然盛り上がらない雪合戦をして引き返した。

冷たい。


しかし僕らの旅はこのままでは終わらない。


山がダメならメシだ、ということでアイフォーーーンで秩父の名物を調べた。


そこで出てきたのが何を隠そう「秩父いのしし亭」だ。

秩父の土地に代々継がれてきた老舗中の老舗。


いのししを食えば僕らの旅は完全に正当化される。


IMGP7662_convert_20110219114954.jpg
(秩父いのしし亭 いのしし鍋定食三人前)


いのししはこんなにも美しい。


店長らしき人が付きっきりで調理をしてくれる。

その間、イノシシにまつわる話をたくさん聞いた。


最終的に、男のロマンだということだけは分かった。


多少値は張るが、先日東京の老舗「ももんじゃ」で食ったものよりも質は高かったと思う。

参照リンク→http://henachoko0913.blog3.fc2.com/blog-entry-68.html へなちょこブログ「そんなつもりはなかった」


やはり「地元」というのは強い。

根付いているものが違う。

譲れないものがそこにはある。



こーして僕らの旅は何気なく終わった。

きっとまた行く。

なめんな。



おわり
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コメント

 

男性3人が温泉宿で雪合戦して、キャッキャ言って、いちご狩りしてワイワイ言ってる週末を想像してみた。
私はそんな友情好きー

それにしてもがっつり日本語…でも、英語?単語使ってたので今回は合格♪

Re: タイトルなし 

いいでしょ。
正直参加したかったでしょ。

英語は着々と勉強してます。


> 男性3人が温泉宿で雪合戦して、キャッキャ言って、いちご狩りしてワイワイ言ってる週末を想像してみた。
> 私はそんな友情好きー
>
> それにしてもがっつり日本語…でも、英語?単語使ってたので今回は合格♪

 

サッカーしたい。ツイッター始めてブログ書かなくなってしまった。全然内容関係なくてすまんね

Re: タイトルなし 

おれツイッターやってなのでブログ書いてください。

> サッカーしたい。ツイッター始めてブログ書かなくなってしまった。全然内容関係なくてすまんね

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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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