おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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旅して自己啓発という勘違い 

2014.04.04

今では現実逃避の代名詞であり、もはや死語といってもいいバックパッカーという実体の無い種族に、僕は憧れていた節がある。



いや、僕が大学生だった頃の話をすれば、そういう海外貧乏個人旅行に憧れるのは当たり前だったし、バイトで貯めたお金でアジアを意味も無く漂流するというのは、当時の大学生にとって「っぽい」ことであり、何かを劇的に変えるキッカケであり、 大きなステータスになると思われていた。


下手をすれば、就活で使える最強のエピソードだと思い込んでいる輩(わたくし含む)も大勢いた。



高橋歩や小林紀晴は、僕らにとって大隈重信の代わりに崇める対象であった。




そんなわけで、僕も当時は大量の時間を投資して、というか浪費して、アジアに行った。


そーゆうことしてたらなんとなくモテそうだとも思ったし。



まぁ具体的には何の役にもたっていない(僕の実感としては)し、もちろんモテることもなかったけれど、後悔はしていない。



あーゆうのは、今思えば、何の為に行ったとか、何の役にたったとか、そんな前後の因果は皆無で、ただその最中が楽しかったという記憶が残るだけだ。


放浪中に後々結婚する相手に出会ったとかなら、それはこういう旅によってもたらされた劇的な変化かもしれないけど、その可能性は旅に限った話ではないでしょう。



自分探しが云々とか、価値観が広がる云々なんていうのも、サッカーという大分野を極めた上で世界中を旅した中田英寿にしか関係のない話だ。



良くも悪くも、大人の人間の性格や価値観がそう簡単に変わるわけがない。



じゃそーゆう旅には意味がないのかというとそーゆうわけではなくて、楽しそうだから行くし、楽しかったからまた行きたいなぁとは思える、ただそれだけでええじゃないかと。



わざわざ長い休みをとって大金を使ってそういう旅をして何か劇的な変化を得たいと思っているとしたら、法外な金額を払っていかがわしい自己啓発セミナーに一日だけ参加するほうがよっぽど効率的だと僕は思う。



僕の経験上、自己啓発は、旅の目的や結果には成り得ない。



だから変に対効果を期待せず、動機は不純でいい。


楽しそうだから、モテそうだから、ヒマだから。



大量の時間を消費するという点で、今の僕らにとってはその行為自体がかなりの贅沢であり、逆説的に憧れになってきている。


そんなふうに無条件にまたやりたいなぁと思えることが記憶の中にあるのは、幸せな人生、すなわち後悔の無い人生を歩んでいる証拠に違いない。


それだけで十分。



とはいっても、贅沢とか憧れとかいう言い回しが出てくる時点で昔ほど熱望はしてないんだろうし、行かない理由を探す癖が付いているのは否めない。



たまにこうやってブログに書いてみても、直近で行くための準備に取り掛かるつもりもない。



もはや「死ぬまでにもう一回行きたいなぁ…」くらい実現可能性の低い僕の大切な思い出。





おわり
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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳


現在は東京にて営業を。

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