おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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有給休暇の買い取り 

2013.10.21

来春の消費増税に向けて、自動車減税とか住宅ローン減税とか、いろいろ策が練られているけど、ヤフーニュース等々で語られている有給休暇の買い取り制度解禁案は如何なものかと思う。


「消費増税するのに、サラリーマンの給料が上がらない。だからせめて、どうせ取れない有給休暇は買い取ってあげよう。」と。



なんでも、有給休暇を一日も消化せずに全て買い取ってもらった場合、大卒の平均基本給換算でいくと、年収が40万近く増えることになるという。


こんな馬鹿げた話が公然と語られるこの国は、やはりどーかしてると思う。



人類で初めて有給休暇という制度を立ち上げた人の細かな真意は知れずとも、会社に買い取らせるために生まれたわけではないことだけは確かだ。


有給休暇の名のもとに、心身ともに休息を摂り、リフレッシュし、自己研磨することで、健全に日々の労働に励む。


それが僕が想像し得る有給休暇制度の目的。


それを会社が買い取るなんていうのは、本末転倒の極みだ。



会社(有給休暇を与える側)がまず第一にやるべきことは、有給休暇を買い取ることではなく、有給休暇を消化させ、健全で効率よく収益を出せる労働環境を提供することだ。


労働者(有給休暇を取る側)がまず第一にするべきことは、有給休暇を売ってその対価を得ることではなく、効率よく仕事をして有給休暇を消化し、それをまた仕事への糧にしてさらに効率よく仕事に取り組むことだ。



有給休暇の買い取りを会社が認めるということは、休まず働くことを会社が公認(ある意味で強要?)することに等しい。



有給休暇の買い取りを労働者側が求めるということは、労働環境の改善に取り組むことを放棄することに等しい。



会社は有給休暇の買い取りを認める前に、消化率を検討し、それを社員の労働の質と照合しながら、消化率を高めるべき。



労働者側は有給休暇の買い取りを求める前に、効率よく仕事をして有給休暇を取得することに励み、その努力の結果に、有給休暇を取りづらいというどうしようもない圧力を感じるならば、会社に提言するか、最悪は告発するべき。



有給休暇の買い取りを認めたら、その対価を狙った給与泥棒が現れるに違いない。


効率を無視して、とりあえず出勤し、有給休暇を売ることで少しでも取り分を増やそうとする。



そんなことは容易に想像できるはずなのに。



有給休暇の買い取り論には、有給休暇制度はあくまでも会社の利益追求と健全な労働環境の提供にあるという超当たり前な考え方がポッカリ欠如している。



まさに付け焼き刃、正論を装った上辺だけの愚策だ。



というわけでかなり過激に書いたけど、じゃあどうしたら誰もが消費増税に納得するかと言われたら、それは僕にも分かりません。


ああ難しい…。





おわり
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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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