おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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転職エージェント論 

2013.09.23


(中奥川にて)



先日、27になりました。


当日の夜は、涙が出るほど綺麗な川のほとりで焚き火を囲み、先輩がパンケーキを焼いてくれました。


星も綺麗でした。


やっぱり誕生日っていうのは男だけで祝ってナンボですね。




さて、27歳(らへん)といえば転職市場でいう黄金世代。


転職についてはもう書かないと前に宣言した気がするけど、少しだけ。



これはあくまで一般論だけど、27歳(らへん)といえば、ある程度キャリアはあり、とはいっても伸び代もあり、方向転換も厭わない。


さらにいえば、これは男性の場合だけど、結婚時期のピークを迎えていない。


つまり、売り手、買い手双方にとって、幸せな結果となる可能性が高い。


※注⑴実際には20代前半の転職者数が最も多いらしい。


※注⑵僕は全く転職するつもりはありません。念のため。




そんなわけで、僕の周りでも、転職経験者が急激に増え、また、転職しようとしてる人もたくさん出てきた。



僕は、内容はともかく過去に二度の転職を経験しているので、相談を受けることがある。


そう、LINEで…。


もちろん、人生論的な相談をされることなどなく、聞かれることといえば転職エージェントについてだ。




そんなわけで、僕が知る限りのエージェント像をここに記す。


いつもの事だけど、これはあくまでも僕のちっぽけな経験から派生した独断と偏見に依るものなので、悪しからず。



リクルートエージェント、DODA、 パソナ、と日本にはいわゆる転職エージェント、人材紹介業者が数多く存在する。


分かりきったことをあえて書くが、転職希望者と企業との間に立って、パイプ役になる。


利用することで、転職希望者と企業にとっては、効率よく転職および採用活動が行えるというメリットがある。


無数にある企業の中から、自分のキャリア等々に合致し、かつ求人を行っている企業のみを抜粋していくのは相当に労力のいる作業で、こんなときにドラえもんがいたらなぁ…と思った矢先、現れた救世主が転職エージェントだ。


無数に存在する転職希望者の中から、欲しい人材のみを探し当て、かつ採用まで持っていくのは相当に手間とコストのかかる作業で、こんなときにドラえもんがいたらなぁ…と思った矢先、現れた救世主こそが転職エージェントだ。



これが全てなんだけど、もう少しリアルに書くと、僕の知る限り転職エージェント業者は転職者側を担当するキャリアアドバイザー(以下CA)と、企業側を担当するリクルーティングアドバイザー(以下RA)の二つに分かれている。



CAは、転職希望者と面会し、そのキャリア等々を見極め、また希望を聞き出し、RAと相談しながら、合致しそうな企業の求人を紹介していく。


RAは、企業に営業をかけ、求人情報を引き出し、CAと相談しながら、合致しそうな転職希望者をぶつけていく。



ここでまず浮かぶ疑問が、どこから儲けを取るかだ。



通常、転職希望者は、その全てのサービスを無償で受けられる。



かかる費用といえば、エージェントや実際の面接に出向く際の交通費くらいなもんで。



そして企業側も、求人情報をエージェントに提供したり、人材を紹介してもらって面接したりする段階では、一切お金を取られない。



そんな慈善事業があるなんて日本もまだまだ捨てたもんじゃないなんて大間違いで、企業が転職希望者に内定を出し、実際に採用した時点で、その採用条件書に記載された年収の何%かを企業側に請求するという仕組み。



他の方法をとっている転職エージェントもあるのかもしれないけど、僕の知る限りではこの方法が通例。



たとえば、とある企業が新しい営業部隊を立ち上げるということで、営業職経験者精鋭20名を採用するとする。


効率と人材の精度を考えて、エージェントに依頼する。


提示する年収は、500万とする。


エージェントが企業側に提示した採用時の手数料は、年収の30%だとする。


いい人材を紹介し、企業側も満足して、晴れて20名の採用が決まり、つまり、この採用計画を全て成功させた場合、20名✖500万✖30%で、3000万の報酬が企業側からエージェントに支払われる。


エージェントにとっては、この企業の採用計画は、3000万の売上が見込めるプロジェクトなわけだ。


これを高いと思うか安いと思うかは、RAの売り込みを受けて、企業が判断する。


人事部隊が充実していて、自社でも3000万以下のコストで満足のいく採用を行えるんであれば、わざわざ頼む必要はないし、予算がある程度あって頼んだほうが確実だと思えばプロであるエージェントに依頼する。



依頼を受けた場合、RAはCAに掛け合って、合致しそうな人材を探していく。


エージェントにとって転職希望者は、原価の掛からない唯一無二の商品なわけで、どんな企業からの要望にも応えられるように、常に多数ラインナップされていなければならない。


だから、主要沿線の電車の社内には、エージェントの広告が年中出されている。



そんなわけで、転職エージェントの仕組みには、あらゆる計算が働いている。


商品である転職希望者は、できるだけ高く売られることになる。


高い年収を提示している企業に入ってくれたほうが、エージェントの取り分は大きい。


親身に転職の相談に乗る振りをして、売りたい企業のほうに上手く誘導することだってあるでしょう。



抜け駆けも絶対に許さない。


転職希望者と企業が直接コンタクトを取るなんてもってのほかで、おそらく企業側には罰則規定がある。


いい人材だけ紹介してもらって、採用しないフリをして直接その個人と隠れて連絡を取り、さも自分たちで採用したようにすれば、企業は誰にも金を払う必要はない。


そんなことがないように、転職希望者と企業間のあらゆる連絡は、全てエージェントを通じて行われる。


面接が終わるとエージェントからいちいちコメントを求められるし、我々にはそれに応える義務がある。



常にエージェントの意思が働いている状況下で、話は進んでいくわけだ。



なんだが悪徳商法みたいな書き方をしたけど、全くそんなことはなく、企業側のメリットは他にもたくさんある。



ホームページで採用を公にしてしまったら、事業計画が競合他社にバレるかもしれない。


役員人事に絡む採用だったら尚更だ。


エージェントに頼めば、それが漏れることはない。


また、社内的な軋轢も回避できる。


などなど。



転職希望者にとっても、上記の仕組みを十分に理解し、あくまでも求人を見つけるために「うまく利用する」というスタンスでいることができれば、エージェントの利用価値はかなり高い。


しかし、これが一番難しいところで、この記事で一番書きたかったことなんだけど、転職を希望する人間、ましてやネガティブな理由で前職を辞めた人間は、上手い話にどうしても引っ掛かりやすい。


本来の目的を見失い、エージェントの意思通りに内定が出た企業への入社を決意してしまう。


どんなに「あくまでも利用するだけだ」と思っていても、選考が進んで行き、エージェントに「おめでとうございます。」とか、「次がいよいよ最終選考ですね。」なんて言われ続ければ、その企業に入社する自分を嫌でもイメージし、いつの間にか入りたくてしょうがなくなってたりするもんで。


終いには、その企業じゃなきゃダメな理由を、あとから自分で付け加えて自らを納得させる。



確かに転職活動はシンドい。


いい話があれば、スムーズに済ませたいと思うのは仕方ない。


でも、転職活動は、転職エージェントの為にするもんではないでしょう。


そんな当たり前すぎることを忘れちゃうリスクがあるってことを肝に銘じて、どうしても必要ならば利用する。


それが転職エージェントだと僕は思います。


選ぶ権利は転職者にしか無いのだから。





おわり
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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳・奥穂高岳・ジャンダルム


現在は東京にて営業を。

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