おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

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鬼十則 

2013.02.13

久々の読書レビュー。

最近ペースは遅いけど本は読んでます。人並みに。


先輩に猛烈にプッシュされた、夢枕獏の『神々の山巓』。


以下、メインキャラクターでありもはや題材でもある羽生丈二が人類史上初のエベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂に挑んだ際、死ぬ直前に寒さと高山病で幻覚を見ながら書いたとされる手記より抜粋。

生々しくて読みにくいけど是非。



“あしが動かなければ手であるけ。

てがうごかなければゆびでゆけ。

ゆびがうごかなければ歯で雪をゆきをかみながらあるけ。

はもだめになったら、目であるけ。

目でゆけ。

目でゆくんだ。

めでにらみながらあるけ。

めでもだめだったらそれでもなんでもかんでもどうしようもなくなったらほんとうにほんとうのほんとうにどうしようもなくなったらほんとうにほんとうにほんとうにほんとうのほんとうにどうしようもなくほんとうにだめだったらほんとうにだめだったらほんとうに、もう、こんかぎりあるこうとしてもうだめだったらほんとうにだめだったらだめだったらほんとうにもううごけなくなってうごけなくなったら

思え。

ありったけのこころでおもえ。

想え”



電通の鬼十則か、と。

やや長いが。いやだいぶ。


この手記は、羽生丈二がエベレストで屍体で発見された際にポケットの中から見つかり、その最後のフレーズが「想え」だったわけだけど、「鬼気迫る」という言葉はまさにこーゆう状況、状態のことを指すんだろう。

これが鬼気迫ってなかったら何が鬼気迫ってるのか分からないほどに鬼気迫ってる。


ちなみに、羽生の屍体は目を開いたまま眼球ごと凍りついていたらしい。

歯もダメだったら目で歩け、と。



浅田真央の数年振りのトリプルアクセルくらい鳥肌が立った。

一世を風靡した『アバター』を3Dで観たときくらいの臨場感。迫力。


人間の極限状態というのはそれが歓喜に溢れるものであれ残酷なものであれ、いずれにしろ人の心を揺さぶる。

エベレストなんてのはまさにそれを描く格好の舞台。

行ったことはないが。



というわけで、山が好きな人もそうでない人も。



おわり
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おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳


現在は東京にて営業を。

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