FC2ブログ

おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

ハラスメント論 

2018.08.11

ハラスメント撲滅の風潮は、職場だけでなく部活動の現場にも浸透し始めた。


喫煙者からは迫害とも言われた異常なまでの禁煙ブームに似て、過剰では?という意見は根強くあるが、ハラスメント撲滅運動に助けられた人はたくさんいるだろうし、人知れず苦しんでいる人もまだまだたくさんいるでしょう。


だから、少なくとも一面的には、清く正しい風潮だと思われる。





ただし、「昔からダメなんですよ、当たり前すぎて言ってなかったけど」的な物言いにはどうしても違和感を覚える。



ゆとり直前の僕ら世代でさえ、サッカー部のルールで炭酸飲料は禁止だったし、サンダルも禁止(サッカー選手は足が命ゆえに)、先輩への挨拶は「チワッス」限定、監督や先輩からの指示に対する返事は「ウシ」限定だった。


夏の合宿では「洗濯ダッシュ」というのがあって、宿に2台しかない洗濯機の順番を争うため、下級生は練習が終わると宿まで5キロほどの炎天下を走った。もちろん、先輩はバスだ。


部屋割りは先輩とセットで、先輩の分の洗濯は下級生の役目だ。


洗濯ダッシュの遅い者は、夜遅くまで起きて洗濯物をするハメになる。


そして夜遅くに干した先輩の臭いソックスは、残念ながら翌朝までには乾かない。


優しい先輩だったら良いが、山根会長みたいな先輩に生乾きのソックスを渡せるはずもない。




と、もはや懐かしい思い出以外の何ものでもないが、ほんの十数年前まで当たり前だった伝統や慣習が、今日では犯罪になりかねないという衝撃。




洗濯ダッシュが今も行われているかどうかは知らないが、無くなっていれば一抹の寂しさを覚えるし、正しいような気もする。



一抹の寂しさを覚えてしまう僕は、ハラスメント加害者の予備軍なのかもしれないが、これはもう、どちらが正しいとかではなく、「時代」としか言いようがない。



「いい時代だった」とか「そういう時代ではない」なんてのは、僕が一番嫌いな論理だけど、この件に関してだけは、どうしようもなく、時代が違うとしか言いようがない。





僕が現役だった頃のほんの数年前には、真夏の練習で監督のOKが出るまで水分補給禁止みたいなこともあったらしい。(運良く死人は出なかった)




熱中症対策まったなしの今日において、ここまで分かりやすいハラスメントもなかなかないが、精神論に偏った非合理的な慣習を全て排除するというのは、やはり100%正しいようには思えない。






ハラスメント問題は既得権者と管理者側が99%不利という不公平な要素を孕んでいるので、問題が持ち上がる度に、個別に、慎重に、見極めていかなければならない。


時代とか言わずに。





おわり
スポンサーサイト

 | HOME | 

プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
群馬県月夜町生まれ、茅ヶ崎市在住。
サッカー 登山 素潜り サーフィン ミスチル 読書 ビール が中心。

■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳・奥穂高岳・ジャンダルム


現在は東京にて営業を。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR