おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

サーファーはチャラいのか 

2015.10.31

先日、合コンに行ったという後輩が、らしくなく憤慨していたので聞くと、「自己紹介で『サーフィンが趣味です』って言ったら、『えー!チャラーい!』って言われてキレそうになりました。」とのことだったので書く。



彼はその後トイレのタイミングで別の席のグループに混じって飲んでいたらしい。 チャラーい。




異性を探し求める合コンというストレートな場においてチャラいチャラくないもないが、これには僕も反論せざるを得ない。





サーフィンは、僕の知る限り最も過酷でストイックなスポーツである。



さらに言えば、とても孤独で、まるで出家したかのような、それはもう御坊さんが辛抱強く取り組むような、いわゆるチャラさなどとは対極にあるスポーツである。




僕のようなサーフィンを始めて数ヶ月のチャラ男は、少し海面がザワついていれば、ちょっと沖に出ようとするだけで相当な体力を使うし、ちょっと顔に波を喰らっただけで萎えるし、大きい波に巻かれた暁には泣きそうにもなる。



海の水量が生み出すパワーというのは想像を絶するもので、それを乗り越えていくタフさというか辛さは、他のスポーツとは一線を画している。


なんというか、とにかく萎える。






いつも風の影響もなく海面が静かで波も綺麗に割れるならよい。


しかし、そんな状況は滅多になく、あったとしても混雑必至で、気持ちよく乗れるかなんて分かったもんじゃない。




それでも、風の影響が少ない早朝の海を目指して、前夜の酒も我慢し、まだ暗い中を車で何時間もかけて移動し、睡眠不足をおしてクタクタになるまでパドルをし、夜遅くに帰ってくる。


当然、僕らのように都市部から海に通う人間は、時間だけでなくお金もかかる。




それと、仲間と連れ立って行ったとしても、海に入ったら常に一人だ。


一人でパドルをするし、波に乗っているときも一人だし、巻かれているときも一人。


誰も引っ張ってってはくれないし、教えてもらうのはマナーくらいで、指導者不在のスポーツでもある。



少し気を抜けば、ケガや他人とのトラブル、海難事故とはいつも背中合わせだ。





それも全て分かった上で、一人で辛抱強く取り組む覚悟がなければ、とても続かない。



5年やって初心者と言われるように、苦労の割に実りは少ない。




要するメンタル、体力、時間、孤独感、やっぱりどれをとっても極めてストイックなスポーツである。





そんなサーフィンに週末の全ての時間とお金を注ぎ込んでいるヤツに向かって、「チャラーい。」はもはや禁句でしょう。




彼は激怒して言った。


「こっちはテメェらが酔っ払って寝てる夜中の2時に起きて行っとんのじゃボケェ!!」

と。 僕にね。




もちろん、好きで勝手にやってることなので賞賛に値するわけではないが、少なくとも「チャラい」などと言われる筋合いはない。




僕はサーフィンが上手い人を見ると、老若男女問わず、ロン毛でアゴ髭たくわえて顔が真っ黒か否かを問わず、挨拶が親指と小指を立てるものか否かを問わず、女の子と楽しそうに話しているか否かを問わず、尊敬する。



文字通り、荒波を乗り越えてきた人たちだからだ。


おそらく、長い年月をかけて。


人に歴史あり、とは、サーファーのための言葉だ。





チャラいというイメージが、「軽薄。」「女の子のお尻ばかり追いかけている。」というところにあるならば、ひとつだけ言っておこう。



アナタノホウガ、ヨッポドチャライ。







でも、合コンの途中で別の席に移ったらダメ、ゼッタイ。





おわり
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モトホ(涸沢・ザイテングラート) 

2015.10.17


(上高地に現れたモトヤマ)




お待ちかねの。



秋の連休はモトヤマとイクヤマだと相場は決まっている。



紅葉はピークを過ぎたらしい涸沢と穂高に。






平湯の始発バスをこれでもかと逃しつつ、上高地に集結した僕たちは、登山届を仔細に仕上げ、のんびり7時に歩き出す。








明神岳を左手に観ながら嬉しそうなモトヤマ。


今回はその裏にある前穂を目指しているらしい。


行けるかな。 その顔で。











明神荘は素通りし、8時過ぎには徳沢着。


良い子にしている僕らには当然の快晴。











いつも通りのハイペースに、余裕のモトヤマ。


三十路が近いので、タバコの本数は減らしたいモトヤマ。













9時前に横尾着。ここで初めて地図を出すモトヤマ。


どんなに強くなったって、平地から登りに切り替わる瞬間はゲンナリするモトヤマ。


歩き始めれば、何のことはないのだが。












いつか屏風岩を登りたいモトヤマ。


紅葉はこの辺が一番綺麗かも。


それにしてもキメ顔を出すのが早いモトヤマ。












10時にはモトヤマ橋、じゃなかった本谷橋着。


ここは大いに賑わっている。













ここから急登。ノマドパーカを脱いだモトヤマ。















奥穂が見えてきたので、顔で警戒するモトヤマ。















涸沢が見えてきたので、警戒を解くモトヤマ。













後ろも絶景である。














11時、涸沢着。


今回はやたらと撮影に協力的なモトヤマ。


1円たりとも出さないが。











嗚呼、協力的。


それにしても、北穂も涸沢槍も奥穂も丸見え。











超ハイペースで来たので、テン場はまだまだ空いている。敷きパネル不要の、いい場所も取れる。












お気に入りのステラリッジテントを立てるモトヤマ。


手伝わない私。


















涸沢カールをバックに、これ見よがしに一服するモトヤマ。











穂高連峰を前にして、ハエのごとき私。












ヒュッテ前で昼食。

山では必ずパスタのモトヤマ。


















何枚撮っても綺麗である。












時間は有り余っているので、涸沢小屋まで上がってもう一度お湯を沸かすモトヤマ。


カメラは意識している。確実に。













そして昼寝へ。


500の4本は肩に来る。













起きたらこれだから昼寝はやめられない。









天気はまだ良い。明日は荒れるらしいが。













だからか、テントは少ない。












二次会は涸沢小屋のテラスで。


JIM BEAMのミニボトルは何故かプラボトルなので山には途轍もなくオススメである。


コンビニでも売ってる。






翌朝は4時に起きるも、猛烈な風雨。


小屋の情報では、穂高の風速は20mあったらしい。


ペグダウン少しサボってたら、テント飛ばされてたかも。


というか、小屋レンタルのテントが1張り飛ばされてた。


雪も少しある。












とりあえず待機して、少し落ち着いた12時に涸沢発。


翌朝にかけての西の風の予報が24mだったので、テントはデポして小屋泊まりの予定で。


この時点でモトヤマの前穂の夢は消える。


まぁモトヤマも大人だからね。





できればこの日に奥穂は行きたい。


上に行かなきゃ分からないが。












12:30にはザイテングラートの取り付き。


雨は上がったけど、風が強い。












でも、ここの登りはとても楽しい。


そこまで痩せた道でもないし、程よい高度感。












13:30には穂高岳山荘着。


紅葉の連休なのに空いている。天気悪すぎて。














少し休んで、14時過ぎに出発。


小屋の入り口は東を向いているので、風はない。


行けるかもしれないモトヤマ。














と思ったらダメでした。

尾根が西向きになった途端、立ってられないほどの風で。


というか道もほぼ凍っている。












分岐の看板も、西の風雪を受けてスピード感が出まくっている。














一応、涸沢岳の方も行ってみる。















まぁ無理で、すぐに引き返すモトヤマ。


涸沢での充分すぎる睡眠で、体力は有り余っているというのに。













帰りがけのテン場で、1張だけステラリッジテントを見た。


きっと大丈夫。













早々に酒盛りを始め、おしまいにコーヒーを飲む余裕まであった。


アルプスの小屋に来るといつも思うけど、何故こんな過酷な環境下でここまで綺麗に保てるんでしょうか。














翌朝は3:30起床。







相変わらず風が強くてマジアブナイので、少し明るくなる5時まで待って出発。






涸沢で預かってもらっているテントや寝袋をピックアップして、そのまま下る予定。


昨日とは打って変わって快晴で、上空は凄い星です。


二人で星空を観た回数は、モトヤマとが一番多い私。

嗚呼。












早朝のザイテングラートは凍っているので慎重に歩くモトヤマ。














少しずつ陽が昇ってくる。















涸沢ヒュッテの灯りを目指して。















絵になる男、それがモトヤマ。


それにしても晴れのザイテングラートの下りはとても良い。















目にも留まらぬ一瞬を捉える写真というものは、モトヤマほどのイケメンからもこんな表情を切り取ることができる。


後ろの奥穂がどんなに神々しくてもだ。













6時過ぎに日の出。














涸沢槍もハッキリ。すごく近い。















すごい照らされようなモトヤマ。














涸沢すぐそこ。













6:30に涸沢に帰還したモトヤマ。


すでに上には雲が。


晴れるのは朝だけとのことで。


荷造りし直して7:30頃出発。











穂高連峰を当たり前のようにバックに配置するモトヤマ。

やはりアナタには頭が上がりません。














飛ばしに飛ばして、9時には林道歩きに。














そして11時過ぎ。


無事に上高地に帰還したモトヤマ。


やはり西から天気は崩れて、すでに雨がパラついてて寒いモトヤマ。





そして、親に借りたというタントで1人、東京に帰っていった。


気を付けて。





訳あって、次回のモトヤマ登山は1年後になりそうです。




井上雄彦の「リアル」ばりに、お楽しみに。






おわり

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プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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