おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

接客論 

2013.03.29

悲しいかな、年を重ねれば重ねるほど、人の接客やサービスの一挙手一投足を放っておけなくなる。


そんなに重ねてないが。

かつ自分のことはとりあえず棚にあげるが。



良くも悪くも、相手の言葉じりが変に気になったり、ほんのちょっとした気遣いに大きく感動したりするようになる。


「こちらのほうでよろしかったですか?」といったまぁ何の事は無い間違った言葉遣いを指摘したくてしょうがなくなったり、注文したサラダのお皿がキンキンに冷えているだけで嬉しくて泣きそうになったりと、実に忙しい。



そうなる理由のひとつは、たとえば飲食店では、代金に含まれるのが食材の原価と調理費用以外にも多数あるという当たり前だけど明記はされていないことに気づき始めるからだ。


ただ、キリが無いとはまさにこのことで、じゃあどの程度の金額を払ったらどの程度の接客を受けられるのかという話になると、それはあくまでも個人の感じ方の問題であり、飛行機のエコノミーとかビジネスとかファーストのように金額で受けられるサービスが明確に分かれていない限り、大抵の人は誰に対しても同じ接客をする。


もちろん感情論でいえば多少態度を変える(変わる)こともある。


ただし、建前として、接客というのは平等に行われるべきであって、コーヒーしか注文しなかった人には冷たく、ランチセットまで注文した人には手厚いとか、混んでいる時間帯はそっけなくあしらわれるが、空いている時間帯はやたらと気が利くといったことは、本来許されない。

チェーンで運営されている小売であれば、そのお店、ひいては店員ごとの接客のバラつきは往々にしてあり、チェーンオペレーションの指揮を執る本部は全店舗の同一化に躍起になる。


が、全店舗全スタッフが完璧に足並みを揃えるなんてことは言うまでもなく不可能であり、最終的にはこういう個々人に落とし込んだ接客の良し悪しの議論になるわけだ。


もちろん限界まで挑戦はするけど、100%の同一化はできず、つまり「これが正しい接客だ」ということはなく、かつ、それが良い接客かどうかを判断するのはあくまでも顧客なので、こだわれば際限は無い。



だけど、下限はある。


「最低限の接客」を怠って不快な思いをさせればそれでサヨウナラ。


もう二度とそのお客さんが戻ってくることはない。


要するに、「あそこは接客が良いからまた行こう。」とは必ずしもならないが、接客が悪かったら二度と行こうとは思わない。

ああ世知辛い世の中。



下限はあるのに上限はないと分かっているものがあるなら、上限がないほうを追求するのがおそらく正しい。




まだお金を財布にしまっている途中なのに次のお客さんを無理やり呼んで僕を退けようとしたスーパーのおばちゃんにちょっぴりイラっとしながらそんなことを思った華金の夜。





おわり
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打ち出し 

2013.03.21


(山田工業所より)


頼んでいた中華鍋が届きました。


山田工業所の打ち出し中華鍋。



世の中のほとんどの中華鍋は、プレス型で鉄を押し出して一発で整形する。


対して打ち出し中華鍋は、職人の手で鉄を数千回も叩くことによって徐々に整形していく。


当然のことながら恐ろしく手間のかかる作業で、大量生産は難しく、コストは上がり、それは商品の値段にも反映されてくる。



そんな打ち出し中華鍋の利点は何か。



まず、数千回も叩くことで鍛え伸ばされるため、薄くて軽く、それでいて非常に強い。


薄い=熱まわりが良く、軽いので取りまわしもしやすいため、効率よく水分を飛ばすことができ、炒め物を簡単にパラっと仕上げることができる。


また何度も叩いた鍋肌には、よく見ると無数の叩き跡が残っており、これが油なじみをよくする。なので焦げ付かない。


肉などを炒めて少し焦げっぽくなったとしても、お湯でサッと流せば落ちる。



そもそも中華鍋というのは、炒める、焼く、揚げる、茹でる、と何でも対応する万能鍋として、ただでさえ最強説が流れている。


その中華鍋を打ち出しちゃった暁には、それはもはや欠点の見当たらない、女優でいえば蒼井優のような存在になるわけだ。



そんな打ち出し中華鍋というピンポイントの産業で、圧倒的シェアを誇っているのが山田工業所である。


山田工業所とは、自動車メーカーでいうTOYOTAであり、ファーストフード界でいうマクドナルドであり、SNS界でいうFacebookである。


要するに、打ち出し中華鍋=山田工業所という図式が確立されている。

打ち出しだけはどこにも譲らない、というその気概。



山田工業所の打ち出し中華鍋を所有することで、シャンプーにハーバルエッセンスを使っているくらいの箔は付くと思うので、興味のある方は是非どうぞ。




ヒマじゃないよ。




おわり

新幹線論 

2013.03.12

僕は今、線路のすぐそばに住んでいる。

線路とは言っても、新幹線の線路だ。


「のぞみ」が約10分ごとに駆けていく、新幹線の線路。


前にも書いたけど、新幹線は良い。

シートが広く、飛行機みたいに待ち時間がなく、手荷物の制限もほぼなく、空港と違って都市の中心部にターミナルがあり、耳も痛くならず、携帯の電波も入る。

そして何より車体の揺れがなく静かである。



それは沿線に住んでいる僕からしても有り難く、新幹線にはおよそ電車の騒音というものがない。


上品に、スーっと過ぎ去っていく。


家で一人でシコタマ飲んでいる最中に、逆に耳をすましちゃうくらい品のある風切り音。

そのまま部屋の窓から飛び乗って、ユーラシア大陸を横断したいくらいである。


もはや電車オタクみたいになってきたのでこのへんにするけど、どうしたらあの静かな音であのスピードを出せるのか、社会科見学したい。


恐るべし日本の技術。




でもやっぱり僕には夜行バスがお似合い。

いろんな意味で。




おわり

香川のハットと関西と私 

2013.03.06


(万博記念公園より)



香川のハットトリックに勇気付けられる関西の日々。

日本人がマンチェスターのユニフォームを着てハットトリックを決めるなんて、悟空が元気玉でフリーザをぶっ倒したときのような爽快感で、「ってことだから皆も頑張ってよ!」と言わんばかりのメッセージ性を勝手に感じてしまう。


今の僕といえば、ひたすらもがき苦しみながらやっとこさ使い物になるまで急ピッチで積み上げていく、という期間。

環境が変わった直後というのは常にそういうものだけど、「経験の差があるだけ」という気持ちを持ち続けていないと、一日黙々と仕事をこなし続けるのは難しい。


焦りは禁物と言うけれど、転職のゴールデンエイジである僕らの年齢の場合ある程度期待値が高いため、急ピッチで、と書いた。


ただ、前にも書いたけど何度やっても僕は「間違えないように」仕事をするのが苦手だと思う。


デキる人の仕事をみていると、どうやら「確実に」と「速く」は矛盾しているようでしてないようで。


どーしたものか。

絶賛模索中。

タコ焼き食べて寝る。



おわり

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プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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