おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

20時間奉行 

2010.08.30

IMGP7205_convert_20100830215418.jpg
(岡山~三原間より)


木曜日からの四日間、間違いなく四種目の神器である18切符を使って東京~京都~九州を回ってきた。

18切符のみで東京から博多まで向かうと約20時間を要するけれど、ミスチルを何曲かと金城一紀を何冊か持っていけば体感時間はほんの20秒くらいで済む。僕の場合は。


今回はひたすら全国に散らばっている職場等の知人に会うという内輪ネタ満載の旅行だったので、行程について細かく書き記すつもりはありません。


ただひとつ共有したいことがあるとすれば、九州での二日目の夜、太宰府の実家に泊めてくれた友人が案内してくれた夜景スポットに向かう山中で、子供のイノシシを三匹も同時に見たことくらいである。

例によって興奮しまくっていた僕はカメラに収めるタイミングを逃したので写真は掲載できないが、群馬県谷川岳麓で接近した白くてデカいイノシシとは違って小さくて茶色くて、それはまるでダックスフンドみたいだった。


車を運転してくれていた太宰府の友人の話によると、九州の山ではイノシシが当たり前のように出現するらしく、全くもって珍しいことではないらしい。

三匹の子ブタならぬ三匹のイノシシが出現したときも、「イノシシだよ!まじヤベー!超かっけー!」と喚き散らす僕をよそに、その友人は涼しい顔で「イノシシの子供やな。」とつぶやく程度だった。


だが、その友人の実家に帰ってくるやいなや、その友人は母親に「イノシシが一気に三匹も出たんよ!」ととてつもなく嬉しそうに報告をしていた。


さて。

前のブログでも書いた気がするけど、やっぱり旅、というか大量の時間消費を伴う娯楽全てにおいて最も大切なのは「誰と過ごすか」だと個人的には思う。

その要素にはどんな観光地もどんなご当地料理も敵わない。

阿蘇の「やまなみハイウェイ」の景観も、浜松のウナギの柔らかさも、全然気の合わない人間と体験した日にゃあ目にも舌にも入ってこない。

IMGP7201_convert_20100830215302.jpg
(うな重 「八百徳」浜松駅前)

その場ですぐに感動を共有できるからね。

「すげー」とか「うめー」とかを。


ずっと一人旅ばっかりしてきた僕が言うのもおかしな話だが、今回の現職、前職の同期巡り旅行でそれを再認識。



というわけで僕の夏休みはこれにて終了。

明日からの9月は久しぶりの転機になります。

仕事と年齢が変わるから。



おわり
スポンサーサイト

魔の山奉行 

2010.08.23

IMGP7144_convert_20100822144553.jpg
(谷川岳山頂より)


社会人二年目の夏も終わりが近づいてきた先週末は、ほぼイノシシのイノシシによるイノシシのための政治だった。

イノシシに関しては後ほど詳しく書くけど、要するに群馬県は谷川岳を制覇してきた話。


谷川岳は世界一遭難者数が多い山として知られ、その数はかの有名なエベレスト大先生の178人(累計)をはるかに上回る780人。

僕の生まれ故郷であり、僕の100分の1くらいの身長で笑顔を絶やさず、世界一かわいいと噂の僕のおばあちゃんが住んでいる群馬県北部に、そんな山があるわけだ。

ばあちゃんに谷川岳に行く話をすると、いつもの優しい笑顔は消え去り、まるで稲淳のような表情と口調で
「気ぃぃを付けろぉ…」とだけ言うのであった。


そんな谷川岳は別名「魔の山」と呼ばれている。

惜しいことに、逆から呼んだら「まやのま」である。

標高は2000m弱とエベレストとは比較にならないが、ゴツゴツしがちな地形と、下から観たときの山頂の禍々しさ、そしてその遭難者数を考えれば確かに「魔の山」なのかも。


さて。

今回は金曜日の仕事後に関越道をミスチルがんがんで安全運転で走行し、あらかじめ谷川岳登山口付近の水上町まで向かったのだけれど、そこで出会った「ヤツ」のことを書きたい。

夜中の0時過ぎに水上温泉郷にある無料の駐車場に到着。

そこでちょっと飲んでから車の中で寝ようという計画だったんだけど、連れが「魔の山の前に行っても車停めるとこあんじゃね?」と馬鹿なことを言いだしたのでとりあえず魔の山まで向かってみることに。


しかし水上温泉郷を抜けて山道に入ったときの暗黒にビビった僕らは谷川岳登山口を前にしてすぐに水上温泉郷の駐車場に引き返した。


しかし時すでに遅し。

少し先に車のライトに照らされて白っぽく光っている巨大な物体が道を横切っている。

僕は思わず車のスピードを落とし、「おい!タヌキだよタヌキ!」と叫んだ。

しかし助手席の座っていた連れは「イノシシだろイノシシ!」と叫んだのであった。


目の前約1mまで近寄ると、その白い物体は反対側の壁の匂いを意味もなく嗅ぎ、アホ面で僕らを睨みつけた次の瞬間、車線左側の山の中へアホみたいに逃げて行った。


頭の先に向かって殺人的に伸びる首、短い足に比べてやたらデカい図体、あれは完全にイノシシだった。


あのときの興奮は僕の全てのボキャブラリーを集約しても、とても文章で表現できるものではない。

助手席の連れは「この先の人生、好きな動物を聞かれたら迷わずイノシシって答えるよ俺は」と意味不明なこと言っていた。


あれほど写真に収めることができずに後悔したことはない。

写真好きを豪語しているにも関わらず、何たるミステイク。


仕方なくYouTubeのイノシシ動画を借りることを許してほしい。


(「決定的瞬間」YouTubeより)


さすがは魔の山である。

魔物がいるくらいだから、イノシシなんぞは東京で言うノラ猫くらいのテンションなのだろう。
(※魔物はいません)

結局無事に水上温泉郷の駐車場に戻った僕らは、イノシシのネタだけで夜中の3時まで飲んでいた。

とりあえずイノシシは思ったより白い。 そしてアホっぽい。



さて。

ほとんど眠れずに7時を迎えた僕らは今度こそ谷川岳に向かった。


ここまで茶化して書いてきたけど、実際に多くのクライマーの命を奪ってきた恐ろしい山、というのが群馬人の認識であるらしい。

ただ、今現在は一般的な登山道(土合~ロープウェイ~天神平~山頂)を歩くだけなら安全だと言われている。

夏の時期は観光客も多い。


そこで僕らは谷川岳駐車場のおっちゃんに確認した上で、ロープウェイを使わずに登ってみた。

かなりキツかったけど、僕らのような若造なら根性出せば登れるレベルである。


IMGP7140_convert_20100822145234.jpg

こんな感じで途中には鎖を使って登るエリアもあり、アウトドア感を十分に楽しめる山だと言えるでしょう。


帰りはさすがにロープウェイを使って下山。

無事に魔の山を制覇したのであった。


孫の成長した姿を見せずにはいられないということで、帰りは月夜野町(現みなかみ町)のばあちゃんちへ。

そこで月夜野町名物の「とり飯」を頂いた。

IMGP7151_convert_20100823194825.jpg
(月夜野名物「とり飯」)


このとり飯の味は、東京では味わえない。

タレが違うんだよタレが。

つくづく、ばあちゃんの味覚には敵わないと思った。

ただイノシシ飯じゃなかったことが残念だが。



というわけで魔の山奉行終了。


ほとんど登山について書いてない気がするけど悪しからず。

群馬という海のない県で生まれたからなのか、やっぱり僕は「海よりも山」派。


次は立山にでも行きたいね。




おわり

どのくらいラーメンが好きか 

2010.08.17

IMGP4829_convert_20100817184614.jpg
(博多より。昨年3月撮影。なんていうラーメン屋かは忘れた。)


今日も一日外回りをしてたんだけれど、昼食にはラーメンを頂いた。


そこでふと思ったのが、僕は一体どのくらいの頻度でラーメンを食っているラーメン芸人なのかということだ。

このクソ暑い日(都心で今年一番の暑さだったらしい)に、ロクに風も通さないスーツ姿で無意識のうちにわざわざラーメン屋に行くくらいだから、僕は普段からかなりの頻度でラーメンを食っているラーメン芸人なのではないか、という完全どうでもいい疑いが生じるのは至極当然のことと言えるだろう。


そこで、直近一週間の昼食メニューを思い出すために、仕事用の手帳で一週間の営業先を見返してみた。

人間が五感の中で最も頼るのは視覚であるから、それぞれの営業先の駅前の景観を思い出せば、そこで昼食時にどの店に入ったかが連想されてくるわけだ。


結果は、平日五日間のうちなんと四日間。

直近一週間だけの数字だけど、無作為に選んだ一週間で八割がラーメンというのは、「僕はラーメン芸人だ」と言っているようなものである。

ラーメン好きを裏付けるデータとして十分なわけである。


ここで論じたいのが、数字には説得力があるということだ。


ラーメンという国民的料理を好きな食べ物として挙げる人は大勢いる。

「あーそうなんだ。俺も好きだよラーメン。」という返しにも、全く突っ込みどころはない。


しかし、「本当に好きなのかい?実際どのくらい食ってんだい?」ということになってくれば、話は別だ。

大抵の人は、「いやどのくらい好きかって言われても……めっちゃ好き?かな…つーかお前絡みづらいよ…」くらいの返ししかできないでしょう。


しかしここで瞬時に「あーそれ?その話しちゃう?おれは五日間のうち四日間はラーメンだね!」という返しが来たならば、「まじかよお前完全にラーメン芸人じゃん!」ということになるだろう。


つまり、ある物事の程度を説得力を持って分かりやすく伝える際には、数字が非常に役に立つってこと。

営業をやっている人なら分かると思うけど、何かを売り込む際に、数字、統計、データといった類の影響力を使うのは有効な手段のひとつ。というか基本中の基本。

営業先に行って「この商品めっちゃ売れてるんすよ!だから御社でも使ってみてくださいよ!」という陳腐な説明では、誰もその商品を取り扱ってはくれないでしょう。

「めっちゃ売れてるって…実際どのくらいの人が買ってんのよ?」というのが当然の反応である。


そこで、「日本人の五人中四人は買ってます。そのデータがこれです。」なーんて言えたなら、「めっちゃ売れてんじゃん…やべーじゃん…うちでも取り扱わなきゃやべーじゃん…」ということになるわけだ。


もちろん営業をするにあたって数字とかデータの話ばっかりする頭でっかちなやり方を推奨しているわけじゃない。

人が物事に魅力を感じる基準は様々だから。


ただ、個人的な感想とか見解といった不安定なもの(ときには有効でしょう)や、「石川遼のような生命保険へ」とかいう某保険会社の意味不明な抽象的プロモーションと違って、数字という数値化された事実というのは客観的かつ絶対的な判断基準になるということを忘れてはならない。

それを忘れると、ただの抽象論者、理想論者になりかねない。


というわけで、常に客観的事実をちょいちょい入れながら納得感のある話ができるビジネスマンになりたいと思ったお盆明け。

外回りは嫌いじゃないけどまだまだ暑すぎてキレそうなお盆明け。

サッカーやってるときは暑さなんて全く気にならないのに、仕事中は気にしている自分が嫌い。 あーヘボい。


まぁ要するに言いたかったのは、僕は本当にラーメンが好きで好きでしょうがないということです。




おわり

月夜野町奉行 

2010.08.15

IMGP7111_convert_20100815094948.jpg
(月夜野 祖父母家の隣家のロン君)


昨日は線香をやりに日帰りで生まれ故郷(生後一週間のみ)の月夜野へ。


今夏は青春18切符を買っているので高崎までは快速アーバンでグリーン車芸人。

特急に乗れないのが18切符の弱点だが、日本には優れた快速列車がたくさんある。

高崎からの上越線はもともとボックス席なので問題なし。


果てしない田んぼ道の先に浮かぶ谷川岳の雄姿を撮るつもりだったけど、天気が悪かったので、ただひたすらに隣の家のロン君と遊んだ。

一日であんなに人の家の犬と遊ぶヤツはそうそういないだろう。

まあ相変わらず世界最高の町だね。


今週末には谷川岳登頂を試みるつもりです。


今日もこれからフットサル。

あー夏が終わる。

花火行ってねえ。



おわり

第3の新星 

2010.08.10

IMGP7095_convert_20100810193900.jpg
 (キリン本格辛口麦 3畳より)


久しぶりにロングセラーになりそうなビール系リキュールが出たね。

最近の仕事後、サッカー後の一本(~二本)は専らコイツである。



「辛口」と言えば当然、生ビールの王道である『アサヒスーパードライ』が不動のポジションを確立しているわけだけど、そこにコストパフォーマンスの高いリキュール類でカットインしてきたキリンのハングリー精神と確かな商品開発力、そして「いつかはこの味にたどりつくと思っていた」という絶妙なキャッチにはスタンディングオベーション。

パッケージ(写真参照)も味を連想させる感じで良い。


同じ発泡性のもので比較すると、マグナムドライ(サントリー)に近いか。

あの毒々しい味が。

マグナムドライは店頭でほとんど見かけなくなっているので有難い限りである。


僕は人一倍ビールが好きなので、できれば生ビール(非加熱処理)を毎日の〆にしたいところだし、今回発売された本格辛口麦のような発泡性のものが生ビールの「味」に匹敵するかといえば決してそんなことはないけれど、昨今の第3のビールの質の向上には目を見張るものがあるでしょう。


とはいってもやはり「ビール好き」を「ニセのビール」で囲い込むのは難しいもので。

僕がこれまでに飲んだ第3のビールの中で唯一うまいと思った(費用対効果を考えたら)のは「ビールと間違える旨さ」で有名な『サッポロ麦とホップ』だが、どう考えてもビールと間違えるほどの旨さではないし、麦を使わずに味だけで生ビールに勝負していくのは無謀だというのが正直な感想。


というわけだけど切り口を「辛口」に変えて勝負してきた今回のキリンの本格辛口麦には非常にポテンシャルなるものを感じたので、とりあえずは長いこと店頭に並んでいてほしいものです。


ホントにビールと間違えちゃうほど旨い第3はやっぱり作れないのかね。



おわり

ピクサー様 

2010.08.07

IMGP7094_convert_20100807115152.jpg
 (UFOキャッチャーより)


ようやく『トイストーリー3』観れた。


ピクサーのメジャー作品の中で唯一の連作として親しまれ、ジブリとも対等に渡り合うであろう国民的アニメ(?)だが、元祖『トイストーリー』から今回の3まで、全て新鮮さを失わない内容だったと思う。

元祖はシンプルに「おもちゃ同士の友情」がテーマになってたけど、
2はおもちゃを売りに出すガレージセールのくだりや、エミリーが大人になったことによって捨てられてしまったジェシーの登場など、人間の子供に所持され、重宝されることによってのみ存在価値が見いだせるというおもちゃと人間の関係性が代頭、
そして今回の3でその現実が思いっきり主人公に降りかかり、「おもちゃとはなんぞや」というところまで考えさせる完璧な流れ。

そーゆう意味ではアニメと言えども子供には理解不能な内容だったのかも。
おもちゃ離れしていく大人の気持ちが分かるはずはないから。


話が逸れたけど、次々に登場する新キャラクターの存在も新鮮さを失わなかった一大要因。


人ではないものを人に擬して表現する「擬人化」こそ実写版にはできないアニメーションの真骨頂だけど、『ミスターインクレディブル』を除けばピクサーの作品は全て気持ち悪いくらい想像力を発揮した擬人化アニメ。

よくあそこまで想像を巡らせることができるもんである。


ピクサーならではの憎めないキャラクター同士のやり取りだけでも十分観る価値があると思うけど、作品全体を通して訴えかけるテーマはいつも斬新ですげえ。


僕の中での最高傑作は『モンスターズ・インク』だけど、続編は出ないのかね。



アリエッティも観に行きたい。



おわり

 | HOME | 

プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳・大天井岳・常念岳


現在は東京にて営業を。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR