おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

実は趣味が将棋だった話 

2016.02.14

僕は最近将棋にハマっている。


将棋アプリを5つくらいダウンロードして、複数のパターンのコンピュータとひたすら対戦している。



来たる決戦の日に備えて。



その心持ちは、年末に山本キッドとの対戦を控えた魔裟斗のそれと似ている。






僕は小学生の頃、将棋会館なる施設に通っていた。




将棋会館では、受付にいくらか金を払って仲介してもらい、見ず知らずの相手と引き合わせをしてもらって、ひたすら対戦していく。



勝てば勝つほど紹介される対戦相手のレベルは上がり、さらにそれに勝っていけば自分の段級も上がっていく。




サッカーの練習がない日は、同じクラスの将棋オタク(たしかアダ名をツッチーと言った)の後に付いて将棋会館に行き、見ず知らずのオッサンたちと対戦する日々を送っていた。



いま考えれば、かなりシュールな小学生時代。



親もよく交通費を出してくれたもんだ。




ツッチーはかなりの強者で、僕を初めて将棋会館に連れて行ってくれたときにはすでに初段だったと記憶している。



僕も数ヶ月通ってそれなりの段級を取得したけれど、中学校に上がり、ツッチーとも疎遠になった僕は、消え入るように将棋界から身を退いた。



中学生になって、文化系の趣味が何となくダサいと思っていた節もあるだろう。




あれから15年の歳月を経て、僕は将棋界に戻る決意をしたのだ。 満を持して。



「趣味は何ですか?」と聞かれても、サッカーや登山としか答えてこなかった。


「たとえ鞘から抜かなくても刀を差していることが大事  いつでも抜けるんだってことがな」 と井上雄彦『リアル』の野宮が言っていたからだ。



「えー!将棋強いの!?超いがーい!」と言われるほうが良いし、「将棋かぁ、久しぶりだなぁ。桂馬ってどこに動けるんだったけ?」とか言いながら実はめちゃくちゃ強い、みたいなほうがカッコいいでしょう?




しかし、そんな下心ムンムンで臨んだ先日の義父との一局は、惨憺たるものであった。


「ちょっとやるか」で始まって、あの強さはナシでしょ。



今は亡き僕の祖父も将棋が好きで、僕が遊びに行くとすぐに将棋盤を引っ張り出してくるような人だったけれど、所詮は孫との遊びの域を越えず、僕が小学校高学年の頃には余裕で負かしていた。 じいちゃんゴメン。




そんなことを思い出しながら義父の誘いに乗った僕が軽率であった。


「いやぁ久しぶりです。出来るかなぁ・・・」などと言いながら勝つ気満々だった僕は、コテンパンに負かされた。


いや、もはや勝負として成立してたかどうかも定かではなく、レベルが違いすぎて「一緒に将棋が楽しめる人」として認識されたかどうかも怪しい。



「期待外れ」とは、あのときの僕のためにある言葉でなかったら、誰のための言葉であろうか。




というわけで、僕は最近将棋にハマっている。


次回の訪問時には、負かすとは言わないまでも、善戦するつもりで。




まずは、ツッチーに会いたい。


今から一人で将棋会館に行く勇気ないし。


もはや土屋だったか土田だったかも覚えてないけれど。





おわり
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料理の真髄 

2014.06.04





ウソのようでウソかもしれないホントの話だが、僕はほぼ毎日、自炊をしている。



料理のできる20代独身サラリーマン男性代表としてあらゆるタイトルを総ナメにしたいくらい、そのレパートリーは豊富である。



シンクはおよそ30センチ四方、そして当然の一口コンロという極めて厳しい環境の中で、僕はその実績を積み上げてきた。



何でもそうだけど、物事には攻略するためのコツというものがある。



たとえば仕事なら、報告書はA4一枚にまとめるとか、バスケなら、左手は添えるだけとか。



僕がずっと温めてきた、料理におけるコツを満を持して紹介しよう。





ずばり、左手は添えるだけ。


じゃなくて、左手は動かさない。




これさえ守っていれば、たとえ調味料が目分量であっても、大抵はうまくいく。



どーゆうことかというと、主に炒め物の話だけど、通常、右利きの人であれば、左手で鍋やフライパンの取っ手を、右手で箸やしゃもじを持つでしょう。



一般家庭において、この左手は、絶対に動かしてはならない。



なぜか。



左手を動かす、つまり鍋やフライパンを揺さぶったり、あおったりする行為は、具材を程よく混ぜ合わせるという意味ももちろんあるが、具材に熱をまんべんなく行き渡らせるという意味合いが強い。



中華料理屋ではあまりにも見慣れた光景。



そんな見慣れた光景の末に、フワフワパラパラ、いわゆるフワパラのチャーハンが目の前に出てきたという経験を誰もが持っているでしょう。



そしてそれを真似して、自宅でもついつい鍋やフライパンをあおる。



しかしそれは、散々騒がれて選出された大久保嘉人をいきなりキーパーで先発させるようなもので、誰も幸せにはならない。



左手を動かしていいのは、中華料理屋など、業務用のコンロで調理をする場合だけだ。



勿体ぶりすぎたけれど、結論を書くと、一般家庭のガスコンロは火力が弱いため、鍋をあおってしまうと途端に熱が逃げてしまうのだ。



スピードが命の炒め物にとって、一瞬でも熱を逃がすのは致命的といっていい。



鍋をあおって、いい感じに具材が宙を舞い、テンションが上がったとしても、調理の時間が伸び、仕上がりはべちゃべちゃ、終いには鍋が焦げ付くという一般家庭中華料理あるあるが待っている。



じゃあどうすればいいか。



そう、その遊んでいる右手を、ひたすらに動かす。


これに尽きる。


左手は絶対に動かさず、右手は絶対に静止させない。


つまり、鍋は火から離さず、その代わり、具材は鍋の中で常に動かし続ける。


火力の弱いコンロで僕たちにできることは、残念ながらこれくらいしかない。




あと、クックパッド。



おわり

サッポロが一番 

2014.05.01


(コシアブラ入り)



インスタントラーメンはサッポロ一番の塩ラーメンが一番うまい。


いやいやその日の気分次第で…と誰も言うが、その日の気分次第で変えるのは、サッポロ一番の塩ラーメンの中に入れる野菜だけだ。



ここ数年はマルちゃん正麺の勢いが凄かったけど、それもサッポロ一番の塩ラーメンの前ではフリーエージェントスタイルのようなもので、ラーメン二郎の本店にしか行かない客が言いそうな「絶対にブレない」感をマルちゃん正麺が獲得するには、もう百問着くらいは必要だと思う。



というわけで、山に持って行くのはサッポロ一番の塩ラーメンだと大体相場は決まっている。


今さら言うまでもないが、山で食べる食事は特別なわけで、その中でも温かい汁物の選択というのは、どの山に行くかという根本的な選択と同じくらい重要であり、ココを外すと、せっかくの山行が台無しになるといってもいい。


そこで迷わず選ぶのがサッポロ一番の塩ラーメンというわけだ。


絶対に、ブレない。


ただでさえ圧倒的なのに、すりごまが付いていることで、果てしのない差別化が図られている。


「他の追随を許さない」というのは、こーゆうことを言うのであって、iPhone市場におけるSoftBankのことではない。



さて、世の中というのは、大きく分けて二つの物事で構成されている。


変わってほしい、もしくは変わっていくべき物事と、いつまでも変わらずにあって欲しいと願って止まない物事だ。


前者は、政治、経済、社会保障制度…と挙げればキリがない。


しかし純粋な後者は、サッポロ一番の塩ラーメンくらいなもんだ。


あとミスチル。

と、蒼井優。



山菜シーズンのピークは過ぎつつあるけど、今サッポロ一番の塩ラーメンに入れるならコシアブラが最高ですね。


あと、菜の花もいいね。



おわり

ゴリラ顔で 

2014.04.24

これは極めて個人的で偏った持論だけど、男は、大人になるにつれて身体的なコンプレックスから抜け出すことができる。


ような気がする。



「その顔でよく言うぜ!」というツッコミは甘んじて受けるけど、ゴリラにも友達はいる。


ちなみにゴリラが胸を叩く仕草を人間に真似させると10人中10人が握りこぶしを作って胸を叩くが、実際は手を開いたまま手の平で叩いている。
よろしく。



コンプレックスという言葉は少し重いかもしれないし、僕もそんなふうに思い詰めたことは全くないけれど、かつて岡田准一と蒼井優のカップルを見ては、どうしようもなく切ない気持ちになったものだ。


蒼井優の透明感ハンパないなぁ…と。



しかし、恵まれた環境、つまり来日中のオバマもビックリの我が国ニッポンでごくごく一般的な社会生活を一生懸命に営んでいれば、そんなことは超越し、自らの顔ですら客観視できるようになる。


嗚呼なんと能天気な話…。



でもやっぱり、僕がゴリラ顔であることと、僕のイビキがうるさすぎて宿泊行事では友達から敬遠されることは何ら関係のない話だ。



ゴリラ顔だから敬遠されるのではない。

イビキがうるさいから敬遠されるのだ。



そのことにさえ気付きゆけば、やはり身体的なコンプレックスは忘れ去られていく。



いま、皆で行きたい旬の温泉といえば、もちろん地獄谷温泉でしょう。



一緒に風呂に入れるんだと思っていたけど、あくまでも入ってるところを見学する施設なんだね。


そりゃそうか。


もはやゴリラじゃなくて猿だけどね。


一説によると、ゴリラだと身体が大きすぎてお湯が溢れて無くなっちゃうから、猿にしたらしい。



おわり

部活帰りの自動販売機 

2013.11.14

今はどうか知らないけれど、僕が卒業した中学校では、登下校中の買い食いは禁止されていた。


登下校中に、お金を使って飲食物等を購入する行為すべてだ。



とはいっても普通の公立だったから、おそらくその市区町村のルールで。



僕たちサッカー部は、暗くなるまで練習したあと、好きな女の子の話をしながらダラダラと帰って行くわけだけど、途中、学校から少し離れた公園の裏にある自動販売機に屯していた。


もちろん禁止事項だ。


バレたら生活指導員という名の体育教師からシバかれることになっていた。



しかしその掟を破っているという尾崎豊的な快楽と、疲れ切った部活帰りに暗い夜道に佇む自動販売機の明かりが何とも言えず、皆をそこに引き寄せた。



しかし、何を思ったか、僕は一度もそこに加わったことはない。



自分で言うが、僕は中学生の頃、恐ろしくマジメであった。


マジメというのは、得てして「つまらない」ということだ。


中学校三年間で、サッカーと勉強以外で何かをした記憶がない。


またしても自分で言うが、(中学までは)成績も良かったので、先生たちからの評価も何となく良かったような気がする。



それを自ら知ってしまった僕は、良い子ちゃんを演じたかったのだ。


一生懸命サッカーをして、成績も優秀で、ルールも破らない。

そんな可愛げ0%の中坊を。


確かに先生方には非常に良くしてもらったような気がするし、怒られるようなことはほぼ無かった気がする。



そしてその事実がさらに僕のプライドをくすぐり、可愛げのない自制心は研ぎ澄まされていったのだ。



そんなわけで、サッカー部の皆で一緒に帰っても、それは途中の自動販売機までであった。


いつも、「じゃ俺はここで。」などと言いながら皆を残して一人家路へと急いだ。


もちろん皆が部活帰りに自動販売機に寄っていることを学校にチクるほど馬鹿ではなかったけど、今思えば、そんなハミ出しガリ勉野郎は一発でイジメられそうである。



しかし残念ながら、サッカー部の仲間たちは僕よりも遥かに大人であった。



自動販売機まで来ると、僕が一人で抜けて行くことを知っている皆は、僕が声をかけるよりも先に、「あ、そうか、じゃまたあした。」と言ってくれた。



嗚呼なんて深イイ話。


そこには何のお咎めも無い。お互いに。


僕は自動販売機の前で皆が楽しんでいることを誰よりも理解し、尊重していたし、皆も僕がどーでもいい掟すら破らないマジメ君であることを理解し、尊重してくれていた。というかどーでもいいと思ってくれていた。



今でこそサッカー部で集まれば、「お前ホント真面目でキモかったよなー。」とか言われるけれど、僕にはそんな皆との関係が心地よかったんだと思う。



口には出さずとも、というか言葉にする力がそもそもなかったんだろうけど、大事なことは互いに充分理解できていたと。


そんじょそこらの大人な関係よりもよっぽど大人な関係でしょう。




前にも書いたけど、今の僕の家の前のコンビニでは毎晩、悪そうな若者が屯している。


僕はそれを見て思う。


「わかるよ。わかるわかる。そしてチクらないよ。」と。




ただ一つ後悔があるとすれば、せめて一回だけでも自動販売機会に参加すれば良かったということです。



でももしあの頃に戻れたとしても、僕は一人で家路へと急ぐでしょう。

勉強があるからね。




おわり

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プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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