おちょこブログ

おちょこの裏ほどの器から始まったストーリー (旧タイトル:へなちょこブログ)

僕の大切な仕事 

2014.01.18

先日、仕事で生姜の千切りをひたすらする機会があったんだけど、やっぱり根菜は無駄なく切るのが難しい。(ダイコン以外ね。)


ピーラーは使わない主義だし。




さて、結局のところ、あらゆる仕事は同一人物による同じ作業の連続であればあるほど効率が良い。



生姜10パックを全て千切りにする作業と、大企業10社へのどでかい融資を決めてくる作業があるとして、それらに割ける人員はAさんとBさんの2人。


当たり前のことだけど、最初からAさんには生姜の千切りだけ、Bさんには融資獲得だけ、という具合に作業を割り振れば、各人が覚える作業内容は1つずつでよい。


しかも同じ作業が連続するから、「慣れ」によってスピードは上がる。


また、「飽き」も出てくるから「早く終わらせたい」っていう良く言えば速度意識が生まれて、作業効率を上げる方法を自ら考えたりもする。


さらに、作業が1種類だから、目標時間も設定しやすい。



ところが、2人仲良く半分ずつ仕事を分けようとすると、2人共2つの作業を覚えなきゃいけない。


先に生姜を5パック切り終わったら、いったん連続性が途絶える。融資獲得という新しい作業をイチからやり直す。


下手したら包丁も2本必要だ。


それに作業が2種類あるから、目標時間の総計が見えにくい。だから何となく取り掛かる。


こーやって書くと、もはや弊害だらけだ。



でもね、そんなことは皆わかっている。


分業が、それぞれの仕事を各スペシャリストに専属で任せることが、いかに効率的で、理想的かってことは。



しかし働いているのはアシモではなく人間様だから、皆が皆ひとつの作業に延々と黙々と取り組める武士であるはずはなく、多少の効率を犠牲にしても、人間様同士の摩擦を避け、皆の不満が最小公倍数となるように、適度に仕事を割り振っていく。



その結果、マルチに活躍するジェネラリストや、指揮を執って実務にはあたらないリーダーの存在が認められる。


というか必要なんだと思う。



そういう人が複数いる以上、全員が全員適材適所で最大限のパフォーマンスを発揮している状態なんて有り得ない。


目の前に適任がいると分かっていても、別の人がその仕事をしているなんてのはよくある話だ。


それは教育の一環であったり既得権益によるものだったりするわけだけど、いずれにしろその状態は自然の摂理でしかない。



ただ今回、モジモジしながら生姜を切っていて僕は悟ってしまった。


空いたところに入ってソツ無くこなす人や、うまく仕事を割り振って取りまとめる役は確かに必要。



でも結局、ひとつの作業を延々と黙々と続けられるヤツが一番偉いと。


そういうヤツが効率を最大化しているわけで、そういうヤツが日本を支えていると。


そういうヤツが総理大臣や大統領や天竜人になるべきだと。



だから、志を持って日本料理屋の門を叩いた見習いは、ダイコンの桂剥きだけを何年もやるんだと。



そんなあなたにわたしもなりたい。




おわり
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有形か無形か 

2013.12.28

勇気と希望に満ち溢れて内面ビックバンを引き起こしている就活生が夢見ることと言えば、パリッとしたスーツを着て、襟元には誰がみても分かる社章をピン留めし、新橋とか丸の内の交差点で社用携帯を耳にあてながらメモを取り、次の瞬間には左手を挙げてタクシーを捕まえる、そんな自分の姿でしょう。



そしてそんな就活中の学生が安い居酒屋に集って必ず卓上に持ち出すものといえば、「カタチの有るものを売るか、カタチの無いものを売るか」っていう極めて抽象的な商売談義だ。



要するに扱う商材が有形か無形かという話だけど、ジョッキも三杯目に突入したあたりで、「カタチの無いものを売るほうが大変で、難しくて、やり甲斐があって、スマートで、モテる」という結論に入っていく。


そして宴もたけなわ、〆のお茶漬けを啜り始めるあたりで、「広告か商社だな。銀行も受けるけど。」というオチが待っている。



少なくとも僕が現役の就活生だった頃、僕の周りはそうだった。



不思議なもので、その業界人以外の目には見えにくく、イメージしづらく、取っ付きにくい仕事というのは、学生からすると何となくカッコいいものだ。


お喋りなブロガーよりも寡黙なイケメンのほうがモテる。



だから皆、対企業のビジネスに憧れる。


商材が無形であれば尚更だ。



僕も、新卒時は最終的に旅行会社に就職し、旅行商品の対代理店の営業職、その後は某金融機関で金融商品のこちらも対代理店の営業。


その実務実態と個人的な感想についてはここでは書かないけれど、この記事を成立させる為に、とりあえず商材は無形だったということで。



で、今は初めての物販。



有形無形の優劣を語るほどナンセンスなことはないけれど、無形商材のほうがスマートでモテる可能性はもしかしたらあるのかも。それは誰か合コンで試してみて。



しかし、無形商材のほうが難しいとか大変だとかやり甲斐があるなんてのは、実に浅はかな話だ。


有形商材を扱う、つまり物理的に体積を伴う在庫を持つことが、いかに大変なことか。


そしてそれを満遍なく露出し、広く知らせることが。


そしてそれを届けることが。



想像よりも遥かにアナログなのが仕事の常だけど、その最たるものが物販だと。


あと、健康的だよね、なんとなく。



というわけで今年度の仕事は納まりました。



具体的な振り返りやら来年度の抱負やらは例年通り年末ギリギリに書くとして、とりあえず関東に向かいます。


寂しがりやなので。




おわり

あえての新規 

2013.05.30

既存の取引だけで予算を大幅に上回るような好調なときにこそ、あえて新規開拓をするべきだ。

と、前職(某金融機関)の上司がいつも言ってた。


「俺の車(外車)がさぁ~」の次くらいに頻繁に言ってた。



あの頃の数字数字の代理店向け営業職において、既存代理店への提案と新しい代理店の開拓に優先順位はなく、結局のところ既存・新規問わず担当する全代理店からもたらされる数字が自分に課された予算(ノルマ)を上回っていれば、自分が受け取る給与やその他雇用に関わる経費は会社に対してペイできているわけで、何も言われることはない。


まぁそれだとあまりにもドライだし極論だけれども、良好な関係かつ利益をもたらしてくれる既存取引先というのは居心地がいいし社内的にも聞こえが良いので、そこばかりに注力してしまって、自然と見込みの新規から足が遠のいていく。

そしてそれで特に問題はない。
そのときは。


しかし、既存の数字が良いからこそ新規開拓をするべきというのは実は極めて論理的な考え方だと僕は思う。



なぜなら、既存取引先からの数字が好調というのは、その業界の景気が好調であることを表すひとつの指標であって、業界が好調ということは、みんな新しいビジネスに手を出したがっているわけで、言い換えれば新しい何かに投資する資金を持っている可能性が高い。


だから、不調時との比較論で言えば、新規の話にも乗りやすい。


それに、既存取引先からの数字が好調なときというのは、大抵の場合その取引先とは良好な関係を築けているわけで、他の優良な取引先を紹介してもらえる可能性も高い。


好調だから、自分自身も仕事に対してポジティブになってるしね。



逆に既存取引先とのビジネスが不調なときは、前述の論理でいけば新規は取りづらい。


既存だけだとキツいから新規を…というのでは、もはや手遅れ。



苦しいから新規開拓に励むんじゃなくて、調子が良いからこそ新規開拓に励んで苦しいときに備える。

というのが、おそらく正しい。


そのほうが「楽に」仕事ができるわけだし。



というわけで何かいい話ないですか。




おわり

香川のハットと関西と私 

2013.03.06


(万博記念公園より)



香川のハットトリックに勇気付けられる関西の日々。

日本人がマンチェスターのユニフォームを着てハットトリックを決めるなんて、悟空が元気玉でフリーザをぶっ倒したときのような爽快感で、「ってことだから皆も頑張ってよ!」と言わんばかりのメッセージ性を勝手に感じてしまう。


今の僕といえば、ひたすらもがき苦しみながらやっとこさ使い物になるまで急ピッチで積み上げていく、という期間。

環境が変わった直後というのは常にそういうものだけど、「経験の差があるだけ」という気持ちを持ち続けていないと、一日黙々と仕事をこなし続けるのは難しい。


焦りは禁物と言うけれど、転職のゴールデンエイジである僕らの年齢の場合ある程度期待値が高いため、急ピッチで、と書いた。


ただ、前にも書いたけど何度やっても僕は「間違えないように」仕事をするのが苦手だと思う。


デキる人の仕事をみていると、どうやら「確実に」と「速く」は矛盾しているようでしてないようで。


どーしたものか。

絶賛模索中。

タコ焼き食べて寝る。



おわり

虫が嫌いな人に 

2012.09.28


(谷川岳~国境稜線より)



どんなに自分が良いと思っていても、マイナス面をいくら考慮したって結局はイイなと思って絶対の自信を持ってオススメできる事や物があったとしても、それは、それを誰かに伝えて共感してもらうこととは全く別の話。

サッカーもアウトドアもミスチルも蒼井優のベリーショートも。

よく言われることだけど、理解することと、それを伝えることは全く別の話だと。

そんなジレンマを何度も感じつつ、それでも伝えようと必死に努力し、少しずつでも地道に共感者を増やしていくことこそ仕事だと。


たとえそれが極めて薄利多売なビジネスであっても、だ。


結局は草の根活動ができないと、というかそれがいかに大切かを弁えていないと、大成はしないと。

どっかの宗教ではないが。



こないだ、誕生日のお祝いをしてくれた友達に、「おめでと。でも、登山とかは虫にいっぱい刺されるからやめとくね。」と言われた。 誕生日に。


なんという正論。

それはもう全く疑いの余地はない事実で、水と緑が溢れる環境下で一日中過ごせば、腫れ物の一つや二つは付き物だ。

そのために虫除けスプレーとか蚊帳とか、要するに虫と人類の長い共存史の中で生み出された虫による不快感を除去するための道具や知恵があるわけだが、その友達にとって、問題はきっとそこじゃない。

そーゆうこと全てをひっくるめて、「面倒くさい」のだ。


面倒がられると、伝えるのは恐ろしく難しくなる。

だけど、これまでの営業経験の中で「断りの文句は全て交渉の余地があることの裏返し」という新規開拓の基本スタンスを叩き込まれている僕はもちろん引き下がるわけはなく、別の角度から攻めてみる。

「じゃあ室内ならいいでしょ。ボルダリングとか。」と。

案の定、「それはやってみたい!」と。


トレッキングとボルダリングは似て非なるものかもしれないが、登る楽しさにハマってしまえば、虫に刺されることを差し引いても外岩にも行ってみたいとなるだろうし、そうなれば、そのうちその友達も「剱岳いかない?」とか、「ミスチルやっとアルバム出すね。11/28に。」とか言い出すような気がする。


別に僕もそこまで考えて話をしたわけじゃないし、ボルダリングは単体だけでも充分に完結している立派なスポーツだけど、室内で、それも都内で楽しめるアウトドアアクティビティということで、勧める価値はかなり高い。

きっかけに持ってこいのカテゴリだと。

そうやってアウトドア人口が増えれば僕の仕事の目的が一義的には達成されることになる。


と、書いていて思ったけど、営業とか販売と言われる職種の業務は、言葉を選ばず言えば、結局のところある種の洗脳、宣教活動に過ぎない。

感情を共有できる、いわゆる共感者を増やすということに変わりはなく。

そう考えると、その手法や目的の是非はさておき、某宗教や某ネズミ講の持つ営業力というのは、下手な企業のそれよりも優れているのかも。

いわゆる健全性を欠くが、新規獲得に重点を置き、成功報酬型の給与体系を徹底している企業のようなもので。


営利目的ではないという違いはあれど、僕が誰かにミスチルの話をしているとき、それはもはや宗教以外のなにものでもないでしょう。そうです自覚はあります。


でもそれが後ろめたさとは無縁の純粋なオススメであって、営利を第一に据えない心からの説得こそが僕等が目指すべき仕事のスタンス。

繰り返すけど、それが薄利多売であっても。


ということでそろそろ紅葉です。 山は。




おわり

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プロフィール

おちょこの裏

Author:おちょこの裏
世界最高の町、群馬県月夜町(現 みなかみ町)に生まれ、生後1週間で東京都板橋区へやってきたかと思いきや、サッカー 登山 素潜り サーフィン 写真 自転車 ミスチル 読書 ビール が好きに。



■海外渡航歴

オーストラリア・インド・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・韓国・台湾



■国内は自転車で周ってます。

関東地方一周・東京→京都・別府→福岡・八丈島一周・東京→仙台・東京横断など



■登山歴

富士山・比叡山・筑波山・八丈富士・谷川岳・瑞牆山・雁ヶ腹摺山・三国山(群馬県)・越前岳・大山・塔ノ岳・荒船山・上州武尊山・蓼科山・雄山・大汝山・燕岳・大峰山・吾妻耶山・行者ケ岳・二子山・鍋割山・黒斑山・碁石ケ峰・袖平山・伊豆ヶ岳・大菩薩嶺・川苔山・編笠山・権現岳・掃部ヶ岳・道峰山(ソウル)・高水三山・生藤山・黒檜山・日光白根山・甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳・羊蹄山・一ノ倉岳・茂倉岳・奈良倉山・蝶ヶ岳・白馬岳・両神山・宝登山・雲取山・檜洞丸・妙義山・入笠山・武奈ケ岳・荒島岳・八経ケ岳・西穂高岳・伊吹山・叔母子岳・剱岳・丹沢山・岩湧山・穂高岳・涸沢・弓折岳・双六岳・槍ヶ岳・樅沢岳・三俣蓮華岳・赤岳・横岳・白山・涸沢岳・小蓮華岳・針ノ木岳・蓮華岳
・木曽駒ケ岳


現在は東京にて営業を。

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